簡易版履修の手引き
-第3回 教科の分類(理系)-

こんにちは、東京大学運動会洋弓部42期(新2年)の堀です。理科T類、第二外国語は中国語です。 理系の授業と単位については僕が紹介します。

授業の種類

授業には必修科目と自分の興味によって選べる総合科目、主題科目があります。これから紹介するのは必修科目です。 ある部員のように興味がないからと言って授業を受けないと留年の危機に陥るのでみなさんはしっかり勉強してくださいね。

既習外国語(英語)

英語には英語一列と英語二列という2種類の授業があります。

  • 英語一列
    文系と同じで多読することで英語の文章に慣れ、知識を深めるのが目的らしいです。 今年からは教科書が新しくなるみたいです。
  • 英語二列
    1,2学期にR(基礎読解)とALESS、3学期にC(聴解・読解)をテーマに授業が展開されます。 RとCは指定された時限にある授業から興味のあるものを選択することができます。 人気のものは抽選が行われ、外れた場合は大鬼教員の授業を受けることになったりしますから気を付けてください。
  • ALESS (Active Learning English for Science Students)
    通称アレスという授業で、文系にはありません。 1学期または2学期のどちらかに指定されています。ALESSは英語のみで授業が行われます。 そして自らが研究者になったかのように身の回りの簡単なことについて研究し、それを英語で発表するというものです。 Activeという通り積極的に発言することが求められます。文法はあまり正しくなくてもよいのでどんどん発言して楽しめたらすばらしいです。

初習外国語(第二外国語)

理系の人は1年生の間だけ授業があります。たった1年ですが、一列、二列の週2回の授業でどの言語も一通り文法を学ぶみたいです。 今の世の中英語が重要視されていて「学ぶ意味あるの?」と思う人もいるかもしれませんが、 学ぶと新たな教養を身につけられるという可能性もあります。 そんな教養いらないよという人、入学時点で差がないので、少し真面目にやるだけで、優が狙えますよ。

数学

数学が必修なのは1年生のときで、数学Tと数学Uのそれぞれを通年で学びます。

  • 数学T
    微分積分学です。「ぼくは東大に合格したんだから微分も積分も完璧」と思う人がいるかもしれないですが、 そんな皆さんにも満足の行く大学レベルの授業が展開されます。また、理科1類に所属している人はTAとTBを選択できます。 TAは理論重視、TBは計算重視といわれています。 理学部を目指している人や数学をしっかり勉強したいというような人はTAがおすすめです。
  • 数学U
    線形代数学です。具体的にいうとベクトルと行列について勉強することになります。 あと、それぞれに演習がつきます。個人的には授業を聞いていると眠いですが、演習は有意義でした。

物質科学、生命科学

これはいわゆる理科です。力学、電磁気学は高校の範囲を微積を使ってくわしくやり、 構造科学は名前からは意味不明ですが、内容は量子論の基本です。 力学、電磁気学、熱力学については高校で物理を選択しなかった人は違うコースで基本から学べるので安心してください。

  • 理科T類
    1学期に力学、熱力学、生命科学、2学期に構造科学、電磁気学、3学期に物性科学を受講します。
  • 理科U・V類
    理科T類とだいたい同じですが、熱力学を受ける代わりに化学熱力学を受講します。

基礎実験

 2、3学期に実験があります。実験は午後の3、4限に行います。予習、やったこと、結果などを1冊の実験ノートに書き込みます。 実験の手際が悪ければ、5限にも延長することになるので、実験後の5限には授業を入れないほうが無難でしょう。 理Tの物理実験なんかはなかなかハードです。しかし、しっかり設備も整っているので好奇心旺盛の人は満足のいくまで実験するといいでしょう。

  • 理科T類
    学期ごとに物理実験と化学実験の1つずつです。
  • 理科U・V類
    物理実験と化学実験を2学期にまとめて行います。量が多いですが理Tに比べ簡単になるみたいです。 3学期には生物実験があります。

身体運動・健康科学実習

通称スポ身。いわゆる体育です。1年の間は必修です。バスケ、サッカーなどの球技やダンス、フィットネスなどから選べます。 ストレス発散して楽しんでください。

情報

1学期にあります。コンピュータやインターネットについて学びます。

必要取得単位数

 前期教養課程における理系の必要単位数は76です。文系よりも6単位分多く勉強できちゃいます。 前項に挙げた必修科目と総合科目、主題科目で76単位そろえることになります。

  • 必修科目…50単位
  • 総合科目…16単位
  • 主題科目…2単位

が最低必要となるので、残りの8単位は総合科目または主題科目で埋めてください。
 総合科目は分野などによってA〜F系列に分かれていて、

  • A〜D系列…最低2系列にわたって、最低8単位
  • E、F系列…2系列にわたって、最低8単位

という決まりになっています。たとえば、全部A系列の授業をとって単位をそろえようとしても駄目なわけです。注意してください。


次回は、履修の組み方と履修登録について説明します!